若年性アルツハイマーで障害基礎年金2級に決定し、年間81万円受給出来たケース 50代女性 豊橋市の事例

ご相談状況

 ホームページをご覧になり、ご家族様からご連絡いただきました。

 4年前ぐらいから、今までやっていた会計などのPC操作が出来なくなりました。仕事で使う農作業用の機械操作や手順も分からなくなりました。車を運転していて、方向が分からなくなり、道を間違える事もよくありました。車をバックしている時、ハンドル操作が分からなくなり、蛇行するようになりました。キャベツの適正サイズが分からず、収穫や箱詰めが出来なくなった。家族の中では物忘れぐらいに思っていましたが、知り合いに話をしたら、認知症かもしれないから、病院で診てもらった方がいいと言われたため、受診することにしました。

 アルツハイマー型認知症の疑いと診断されました。自営の農作業では、主の作業が出来ない為、簡単な事だけをさせていました。自宅から数メートルの所で行方不明になり、警察に捜索願を出し、2時間後に発見されました。知人の顔を忘れてしまい、誰か分からない。料理や食事の支度が出来ない。買い物が一人で行けない。お金の管理が出来ない。得意だった計算が出来なくなった。時間や季節が分からない。寒暖に合った服装が出来ない。車の運転も出来なくなり、止めさせました。スマホも使えません。飲食店やスーパーで自分が欲しい物を選べない。電話が掛かってきても出られない。病気の進行が早く、紹介状を書いてもらい専門病院へ転医する事になりました。

 若年性アルツハイマー型認知症と診断されました。2週間から4週間に1回程度通院していました。服薬治療で進行を遅らせるようにしましたが、出来ない事が増えていきました。服(下着も含め)の前後、表裏が分からず、一人では着られません。文字が一切書けず、自分の名前も書けません。箸がうまく使えなくなり、スプーンやフォークを使っています。犬にエサを与えた事を忘れてしまい、吠えるたびに何度も与えてしまう。自販機も一人では買えません。襖や引き戸の左右が分からず、閉められない。家族の服がどれが誰のものか分からない。仕事も畑には連れてきていますが、出来る仕事がほとんどない状態です。

 令和6年からは服薬治療に加え、レケンビ点滴静注による点滴治療を開始しました。日常生活では、出来ない事が増えてきました。上着などのファスナーが閉められない。トイレの鍵を閉められない、閉めると開けられず、閉じ込められてしまうため、一人ではトイレに行けません。トイレットペーパーをホルダーに付けられない。洗濯機が使えない。洗濯前と洗濯後の服が分からず、洗濯前の服まで干してしまう。シートベルトが付けられない。日めくりカレンダーをめくる日にちが間違っている。食器を洗っても元の位置に戻せない。買い物も何を買えばいいか分からない為出来ません。料理も出来ません。お金の管理も全く出来ません。農家をしている為、毎日家族の車で畑には行きますが、草むしりをさせても雑草ではなくキャベツの苗を抜いてしまい、仕事にならない。家に一人で居るよりは、家族の目の届く所にいた方がいいため、畑に連れてきているだけで、仕事は全く出来ません。

社労士による見解

 アルツハイマーの症状がかなり進んでおり、家族の見守りが必須の状態でした。簡単な事も出来なくなってきており、家事もほとんど出来ない様子であり、障害年金受給の可能性はあると判断しました。

結果

 障害基礎年金2級に決定しました。

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