双極性感情障害で障害基礎年金２級に決定し、年間１２２万円受給出来たケース　４０代女性　豊橋市の事例

ご相談状況

　ホームページをご覧になりメールでご連絡頂き、自宅に訪問させて頂きました。
　職場のいじめで気持ちが不安定になっている時に、相手の浮気が原因で人間不信気味になりました。その頃から肩に痛みが走ったり、握力低下、手に痺れが走るようになり体調を崩す事が多くなりました。動悸、不眠、涙が出て止まらなくなるなどの症状が続き、友人にメンタルクリニックへ連れて行かれました。うつ病と診断され、服薬治療を受けましたが、半年後にもう治ったと自分で判断してしまい受診を止めてしまいました。
　その後、しばらく通院していませんでしたが、仕事や家族の問題でうつ症状を発症しメンタルクリニックを受診しました。うつ病と診断され、家の片づけや掃除が極端に苦手になり、年に数回出来れば良い方になりました。息をするのも億劫で、掃除なんてとても出来ませんでした。買い物にも出かけられなくなり、宅配や家族にお願いしています。気分の上り下がりが激しく、担当医からは双極性障害Ⅱ型だと言われました。必要のない物を買ってしまったりするため、お金の管理は夫がしており、必要最低限のお金しか持たされていません。気分の波は相変わらずで、人と接したり、外に出ると極端に疲れるため、座ったり横になっている事が増えました。ヘルパーをお願いしたいのですが、経済的に難しく、無理をして動いて症状が酷くなっての繰り返しです。家事もまともに出来なくなり、部屋の中は散らかっている状態です。食事のまともに摂れておらず、作ることも難しいため、総菜などを買ってきてもらっています。子育てについてもきちんと出来ておらず、不安が増してきています。

社労士による見解

　自宅に訪問しお話を聞いてきましたが、うつ症状になると受診して、躁状態になると止めてしまうということでした。現在は、うつ症状が出ており家の中は片付けることが出来ず、物が散らかっている状態でした。明らかに一人で日常生活を送れるという感じではないし、就労も難しいだろうと感じ、障害年金２級の可能性はあると判断しました。