自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級に決定し、年間83万円受給出来たケース 20代男性 蒲郡市の事例

ご相談内容

 好きな事に没頭してしまい、声をかけても聞こえていない様で、自分の気が済むまでやり続けていました。友達と遊ぶよりも、一人で遊ぶ事が多く、集団行動が苦手でした。入園式では、座っていられず、ゴロリと横になってしまい、落ち着きがありませんでした。
 小学校では戸惑う事や理解できない事が多く、クラスメイトに助けてもらいながら授業を受けていました。行事などでは、どうして良いか分からず、動けなくなる事がよくありました。学校では、補助員のサポートを受けていました。自分から話をする事が出来ない為、体育の授業で手を骨折しても、誰にも話すことが出来ず、腫れた手をクラスメイトに指摘され、保健室に連れて行ってもらいました。中学校では、英語や表現が必要な美術や音楽については、どうしたら良いのか分からず、気持ちが苦しくなり、思考が停止してしまうことが多かったです。

 専修学校へ進学したが、今までの学校生活でなかった騒がしい授業が耐えられなかったです。先生が他の生徒を叱るたびに、自分に攻撃的に言われていると感じ、学校に居る事が苦痛でした。校則を指摘され、パニックになり学校から連絡がありました。その後、支度は出来ても玄関から出られなくなり、1年生の12月で自主退学となりました。この頃から、強い口調と早口で喋られると、気持ちが不安定になり、人と視線が合う事が辛い為、前髪を短くする事に強いストレスを感じるようになりました。この時期に腹痛で通っていた小児科で、メンタルクリニックの受診を勧められ、メンタルクリニックを受診しました。

 自閉スペクトラム症と診断されました。専修学校退学後は、市内にある不登校だった子供を積極的に受け入れている夜間学校へ進学しました。この頃から、人前で食事を摂れなくなり、給食が食べられず、帰宅後に自室に籠って食事を摂っていました。学校では、先生の怒鳴り声で、辛く苦しい気持ちになり登校出来なくなり、個別授業で何とか進級しましたが、2年生になり担任の先生の言動に気持ちが不安定となり、学校へ通う自信がなくなり、退学しました。退学後は就労支援・若者サポートステーションに、母親と週に1度就労に向けて、面談などを繰り返していました。

 人の視線や物音が苦痛なため、自宅での食事も家族とは食べられず、自室で一人で食べています。大きな音が苦手な為、自衛のためにイヤホンを付けて過ごしています。他人とのコミュニケーションが苦手な為、市役所や銀行での手続きは母親が行っています。密室で他人と居る事が出来ない為、バスやタクシーに乗る事が出来ません。買い物は人の少ない時間に、対面でないレジのあるお店にしか行けません。理髪店に行く事も苦痛なため、髪は伸び放題となっています。イレギュラーな事に対応出来ない為、車の免許を取る事も出来ません。日常生活については、母親のサポートが常に必要になっています。清掃アルバイトを週3日、1日3時間だけしています。週10時間以上の就労が出来ない為、障害者雇用にすら該当していません。本来4工程ある作業を1工程だけに配慮してもらい、同じ単純作業のみにしてもらってい ます。

社労士による見解

 一度お母様が申請をして、不支給となっていましたが、診断書の内容は明らかに2級相当でした。そのため、審査請求を行うと共に、再申請をする事にしました。

結果

障害基礎年金2級に決定しました。
最初の申請が不支給という事が、不可解な決定であった為、2級に決定したことは当たり前の結果でした。

受給事例の最新記事

障害年金無料相談受付中 お気軽にご相談ください 0120-891-498

当センターの新着情報・トピックス・最新の受給事例

疾病・症状別の受給事例

  • 精神疾患(うつ病・統合失調症など)についての事例はこちら
  • がんについての事例はこちら
  • 脳疾患・心疾患についての事例はこちら
  • その他(人工透析・人工関節など)についての事例はこちら
障害年金 無料診断キャンペーン
怪我や病気で外出できないあなたへ!無料訪問相談サービス実施中