統合失調症で障害基礎年金２級に遡及決定し、年間７７万円受給出来たケース　２０代男性　豊橋市の事例

ご相談状況

　ホームページをご覧になり、お母様からお問い合わせ頂きました。
　
　小学生の時から集団生活が出来ず、他人とコミュニケーションを取る事が出来ませんでした。被害妄想も酷く、同級生とのトラブルもありました。家族に対してのリモコンや食器を投げたりすることがあり、病院へ入院する事になりました。症状が落ち着き退院しましたが、すぐに被害妄想が現れるようになりました。　

　高校卒業後は就職できず、就労移行支援施設Ｂ型に通うようになりました。コミュニケーションが上手く出来ない為、支援施設では友達はいません。正義感が異常に強いため、職員さんとトラブルを起こしてしまう事がよくあります。自分が起こした出来事を、自分ではなく他人が起こしたと主張する事がよくあり、話をしても支離滅裂な言動でまともに話が出来ない状態でした。

　就労移行支援施設ではしそのパック詰めをしていますが、月の半分ぐらいしか行けていません。金銭管理は出来ず、あればあるだけ使ってしまう為、母親が通帳を管理しています。食事は母親が用意しており、自分で作る事は出来ないので、カップ麺などで済ませています。小学校時代の事を思い出すと、その当時の感情を抑えられなくなり、訴えてやるなどの言動になってしまいます。感情のコントロールが出来なくなると、必ず翌日は寝込んでしまいます。現在の症状では、就労する事は難しく、日常生活においても家族の支えが必要な状態です。
　
　