統合失調症で障害基礎年金2級に決定し、年間81万円受給出来たケース 50代男性 豊橋市の事例

ご相談内容

 ポスティングのチラシをご覧になり、伯父様がご相談に見えられました。

 大学を卒業後、就職し3年程勤めた頃から噂話が異常に気になりだす様になり、病院を受診しました。仕事を辞めて、実家に戻り静養していました。ほぼ寝て過ごしており、何も出来ない生活でした。その後、病院を受診し、統合失調症と診断され、1ヵ月間入院することになりました。退院後、清掃会社に就職しましたが、直ぐに「奥さんに断られた」「テレビの言っていることが俺に関係している」「監視されている」などの幻聴や思考伝播や被害妄想が現れるようになり、転医することにしました。

 就労意欲だけはあるが、どれも長続きせずにクビになったり転職を繰り返していました。自宅から30キロ近く歩き、他人の車を運転して名古屋で逮捕されたこともありました。次第に服薬が不規則になり、無為に過ごし就労しても間に合わず、「馬鹿だ・・・」「殴られた・・・」と被害者的になっていました。その後も転職を繰り返していました。パチンコなどの浪費も目立っていました。自分からは定期受診しない傾向があり、訪問看護から受診を促すことで外来通院を継続していました。母親が交通事故で亡くなり、その後家事全般を本人が行いましたが、ゴミ袋が溜まり、室内は散らかり、貯金を切り崩し、父親と二人で生活していました。パチンコへ行く以外に外出はせず、徐々に意味不明な発言をするようになりました。手続きも億劫になり、特別定額給付金の手続きもせず、保険料も未納でした。10万円単位の浪費があり、通帳残高も数千円となってしまいました。療再開と生活の立て直しのために、医療保護入院しました。退院後は訪問看護を利用しながら外来通院を継続しました。就職もしましたが、全く続きませんでした。通帳等の管理も出来なくなり、伯父が確認をするため通帳を探すように伝え、「分かった」と返事をするも、数分でその事を忘れてしまいます。最近では訪問看護の予定も忘れる様になりました。服薬も不十分となっており、単身での生活が成り立たない状態のため、再度、医療保護入院となっています。「自分は病気ではない」「いつでも退院して仕事が出来る」と話し、統合失調症との認識が全く見られません。

社労士による見解

 ご本人様は入院中であり、伯父様と一緒に面会してきましたが、病気だという認識が全くありませんでした。過去の病歴についても全く覚えていないという事でした。すぐに、障害年金が受給出来る病状だと判断しました。

結果

障害基礎年金2級に決定しました。
初診の病院では通院履歴が無く、2番目の病院はすでに廃業しており、3番目の病院もカルテが残っていませんでした。そのため、現在入院中の病院でカルテ開示等を行い、初診日についての上申書を添付して申請しました。

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