統合失調症で障害厚生年金2級に決定し、年間170万円受給出来たケース 田原市の事例 30代 女性

ご相談内容

 社会福祉協議会の方から、ご相談の依頼を受けました。

 倦怠感や食欲不振が現れ、その後不眠に悩まされるようになり、病院を受診しました。

 その後は落ち着いており、日常生活や仕事も問題なく出来ていました。3年を過ぎた頃から欠勤や早退が多く給与が増えない事から、生活が不安で情緒不安定となりました。不眠、無気力、幻視幻聴、独語、夜中に大声をあげる、気分が落ち込み泣くなど不安定になりました。他者が来ると大人しくなるが、自宅にいると独語、妄想に左右される行動が現れていました。入浴もせず、食事も摂らなくなり、子供の進学費用に支払いを拒否するようになりました。「誰かに殺される」とハサミを振り回し、長男が警察に通報し保護されました。

  精神保健指導指定の当番病院である病院を受診したが、入院には至らず、家族が入院を希望し同日、別の病院を受診、入院となりました。退院は、勤めていた会社を退職しました。再度、就労を開始しましたが、投薬により症状が再燃し、不眠から体調が悪くなりました。「自分は働きたくても動けない。フィリピン人の誰かが呪いの人形を使って私の体を動かしている。」と伝え仕事を休んでいました。この頃は、預金はあるが適切に管理することが出来ず、携帯電話料金や固定資産税等の公共料金を滞納していました。養育が行えず、学校費用は子供たちがアルバイトで準備し、子供たちは食べる物がなく、フードバンクから食料提供を受けていました。長男が警察へ相談し、警察に移送され病院に医療保護入院となりました。

 入院中は、病気とは思っておらず、警察や社会福祉協議会に閉じ込められていると発言を繰り返していました。帰りたいと大声を発したり、病識を全く理解できない状態でした。妹が付き添い、一時外泊をした時は、心配事が頭を巡り眠ることが出来なくなり、家事も行えませんでした。自宅で日常生活を送ることが出来ない、適切な金銭管理や判断が出来ないとして、市長申立てにて成年後見開始申立てを行い、社会福祉協議会が後見人となりました。退院後は訪問看護サービスを利用しながら生活していました。病識の理解がなく、自己判断で服薬を調整していました。主治医に「服薬は出来て眠れている。身体がだるくて動けない」と相談し、減薬してもらいましたが、睡眠が十分にとれず不安感が強くなり、気力も低下し動けなくなりました。不安で外出も出来ず、一人で過ごす事が不安で常に子供と一緒に行動していました。簡単な手続きも分からなくて、子供たちに任せています。仕事をしたい、お金を稼ぎたいと思っていますが、現在の病状では就労することは難しい感じています。

社労士による見解

 社会福祉協議会の方からのお話では、なかなか一人での生活は難しく、就労も出来ない状態にあるという事でした。認定基準に照らし、十分に障害年金の受給は可能であると判断しました。

結果

障害厚生年金2級に決定しました。

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