精神遅滞で障害基礎年金2級に決定し、年間78万円受給出来たケース 20代男性 豊橋市の事例

ご相談状況

 就労支援施設からの紹介でお母様が相談に見えられました。今年20歳になる息子さんについて、1歳半の検診で発達が遅いと言われ、2歳ぐらいから言語訓練を受けていました。3歳になっても一言も話せませんでした。小学校、中学校は特別支援学級で過ごし、高校は特別支援学校で過ごしました。卒業後は、就労移行支援施設に通って、簡単な作業をしています。現在は決まった文章なら三語文は話せますが、ほとんどが単語なので家族以外とは会話になりません。漢字は小学4年生程度です。自転車に乗ることも出来ませんし、買い物も一人では出来ません。恥かしいという認識がなく、電車内で歌を歌ったり、ブツブツ言ってしまいます。季節に合った服を着る事も出来ない為、母親が用意したものを着ています。

社労士による見解

 現在までの状況と精神保健福祉手帳A判定ということで、2級以上の可能性はあると判断しました。
 知的障害の場合は、当初は通院しますがその後通院しなくなってしまいます。その為、障害年金の診断書を作成してもらう病院を探す事から始まります。今回も障害年金2級相当の症状ですが、病院を探す事に苦労しました。
 結局認定日請求には間に合いませんでした。しかし、精神保健福祉手帳の更新時の判定書を添付して認定日請求することにしました。

結果

 障害基礎年金2級に決定しました。
 精神保健福祉手帳の更新時の判定書が認められ、認定日請求となりました。
 精神遅滞の人は、通院していない場合が多く、診断書の取得に苦労します。
 出来れば、1年ぐらい前から準備をすることを勧めます。

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