統合失調症で障害基礎年金２級に決定し、年間７９万円受給出来たケース　３０代女性　豊橋市の事例

ご相談状況

相談員さんに紹介されてお問い合わせ頂きました。

短大を卒業後就労しましたが、対人関係が上手くいかず短期間で4,5回転職を繰り返しました。次第に、抑うつ気分や不安感を感じる様になり受診しました。この時は薬が合わなくて１回だけの受診でした。その後就労しましたが、１年余りで他人の視線に恐怖を感じる様になり、不安、焦燥、抑うつ気分、易疲労も出てきて、退職となりクリニックを受診することにしました。通院当初は、抑うつ気分、焦燥、不安感、視線恐怖を感じていました。常に誰かに見られている感覚があり、部屋を暗くして寝る事も怖かったです。霊が近くにいる、生霊に取りつかれていると本気で思っており、やたらと神社やお寺に行きまくっていました。護摩炊きやお祓い、滝業には毎月行っていました。滝業が終わった後は、家のトイレに籠ったり、よく吐いていました。

車の運転が怖く、常に事故に合うという感覚で、足が震えたり、怖くて周りを見る事が出来なくなり、いつ事故にあってもおかしくないくらい、運転は危なかったです。就労にも挑戦しましたが、いつも誰かに見張られていると感じ、どれも長続きしませんでした。他人が怖くて電車に乗れませんでした。人とすれ違うのが怖くなり、特に2人以上でいる人や学生、派手な人が怖く、平成30年9月以降は自宅に引き籠る生活となりました。

友達と一緒にいるだけで、目を合わせる事もしんどくなり、その後友達とはすべて縁を切ってしまいました。家族とも普通に話せなくなり、よそよそしくなりました。仕事をしても2週間ぐらいで行けなくなり、他人が取り敢えず怖かったです。携帯電話に悪魔の声が入っていたり、変な笑い声が聞こえるという幻聴がありました。就労移行支援施設に通いましたが、常に笑われている睨まれている、バカにされているような感覚で、いつも喧嘩っぽい雰囲気を出していて、他の利用者とトラブルを起こし辞める事になりました。

Ｂ型作業所へ通所していました。途中から就労移行に変えましたが、この頃に車で事故を起こしてしまい、運転が怖くなりました。就労移行ではパソコンの勉強をしていましたが、しつこく聞いてしまう事があり、職員さんからは自分で考えなさいとよく怒られていました。お金がなくて親から借金をしており、自分でもまだ早いと思っていましたが、令和3年12月から障害者雇用で就労に挑戦することにしました。仕事をしだした頃は、事故のトラウマから運転が怖く、同じ道しか走る事が出来ない状態でした。雨で通れなくなったらどうしようと、仕事中も集中できずに考えていました。二人一組で書類をＰＤＦに変換して整理する仕事で、一緒に仕事をしている人に、同じことを何度も聞いてしまい、しつこいと何回も言われていました。クリニックの先生から冷たい対応を何度かされたため、不信感を抱くようになったことと、近くのクリニックにしようと思い転医しました。

2週間に1回程度通院し服薬治療を受けており、デイサービスには週に1,2回通っています。妄想や頭の中の悪口が酷くて、それが漏れていると感じています。常に黒い恰好ばかりしており、おしゃれをする事が出来ません。人が怖くて大好きだった旅行も行けなくなりました。電車も怖いため、いつも１両目の１番前で立って乗っています。大勢の人がいる所や若い人が集団でいると怖く感じてしまいます。令和3年3月頃から、職場に居ることが辛いと感じる様になり、就労移行の人に「つらい帰りたい」と毎日の様にメールしていました。担当医から就労不能な状態にあるという事で、令和5年3月20日から休職となり、3月31日付で退職となりました。令和5年4月から、月に1,2回、生活支援員さんに相談支援に来てもらい、傷病手当金の申請や市役所などへの送り迎えをしてもらっています。日常生活の多を家族や支援員さんに支えてもらっている状態です。