自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級に決定し、年間81万円受給出来たケース 20代男性 豊橋市の事例

ご相談状況

 看板を見てお父様よりご連絡頂き面談に見えられました。

 高校の卒業式では、周りは名残惜しいムードから、涙を見せる子もいましたが、一人だけボケーッとしていました。集合写真の撮影の時も、みんなが集まっている中を見ていて、行きたいけど自分からは行けない感じでした。呼ばれたら嬉しそうに、輪の中に入って行きました。高校卒業後は、障害者雇用で就職しました。しばらくは仕事も順調に出来ていましたが、連休明けに、会社に探さないで下さいと電話し、行方不明になりました。それから、被害妄想や自分の悪口を言われていると感じ、人の目が異常に気になってしまい、会社を休む事が増えていきました。

 就労していた頃は、携帯の合算払いでの買い物が多く、スケートボード、プロテイン、美容品などを購入し、給与のほとんどを使っていました。職場復帰するものの、上司の悪ふざけの言葉が嫌で、退職しました。2回目の職場も2ヵ月しか続かず、お金の使い方も働いている時と同じように使っており、支払い催促が届いてから、親が支払っていました。注意しても直らず、消費者ローンに手を出し、100万円借り1ヵ月で全部使っていました。自宅で携帯で遊んだり、パソコンをいっじていて、コンビニ以外に外出する事はありませんでした。窓から外を見る事もありませんでした。

 急な約束が出来ず、前もっての約束がないと上手く行動が出来ません。冗談が通じず、許せなくて怒ってしまう事があります。作業マナーなどを学びたくて、就労支援事業所へ通いましたが、2ヵ月しか行けませんでした。待つことが苦手で、自分勝手に動き回ってしまいます。面接に辿り着けても、無断でドタキャンして、ハローワークから警告を数回受けています。携帯電話を解約し、家の電話で就活をしていましたが、電話が鳴っても取らずに、留守電だけを聞いている状態です。家では朝に窓を開け、近所の人を見ています。家から出る事はほとんどなく、引き籠り状態です。両親の助けがないと日常生活の支障が出てしまい、現在では障害者雇用も難しいと思います。

社労士による見解

 すでに診断書を取得しており、ガイドラインでは微妙な感じとなっていましたが、お父様から話を聞く限り、日常生活にかなり支障があり就労も出来ないという事で、障害年金受給の可能性はあると判断しました。
 なお、申立書の記載内容については、日常生活について細かく記載する事にしました。

結果

障害基礎年金2級に決定しました。

受給事例の最新記事

障害年金無料相談受付中 お気軽にご相談ください 0120-891-498
障害年金 無料診断キャンペーン
怪我や病気で外出できないあなたへ!無料訪問相談サービス実施中