診断書に「労働は可能」と記載されましたが、うつ病で障害厚生年金2級に決定し、年間130万円受給出来たケース 30代男性 豊橋市の事例

ご相談状況

 ホームページを見てお問い合わせ頂きました。

 職場でのコミュニケーションが上手く出来なかったり、後輩の方が仕事が出来る事から、平成20年頃から憂うつ感が酷くなり、胃痛や不眠が出てきて病院を受診しました。その後平成21年に、会社で入力、確認ミスにより大迷惑を掛けてしまい、上司から「責任ある仕事が任せられない、何なら出来るのか」と叱られ、工場勤務に左遷されました。平成23年5月21日に学生時代の友人が自死したことがきっかけで、その後胃痛、吐き気、気力低下の症状が出るようになりました。

 職場では、機械のボタン操作、クレーン操作を行わなければならなかったが出来ませんでした。また、毎年上司から仕事について評価があり、仕事が出来ない事について厳しく言われることが多く、不安でした。平成23年10月に上司との面談が憂うつになり受診しました。通院と服薬を継続し、治療を受けていましたが、うつ症状が悪化してきて、平成27年から28年に1年間休職しました。平成28年11月に復帰しましたが、吐き気、胃痛、気力低下により遅刻、欠勤が多くなり、平成29年8月11日に退職となりました。

 平成30年頃から、不眠、胃痛、吐き気が酷くなり、薬の量が1日10~15錠に増え、暴食、喉の痛み等の副作用が出るようになりました。この頃から、職場での不安から逃れるために、多額の借金をしてパチンコにのめり込むようになりました。平成30年6月にパニック発作を発症し救急搬送されました。令和元年11月頃から、仕事のやり方を強制したり、休むことについて嫌味を言われるようになり、気分の落ち込みを感じる様になりました。令和2年2月に遅刻、欠勤がありましたが、そのことを誤ったところ考え方や黙っている態度が気に食わない等、人格否定するような事を言い出し恫喝され、令和2年3月で退職しました。
 
 人と関わる事が怖くなり、家にいることが多くなり、弟との会話も減ってしまい、意思疎通が出来なくなりました。WAIS、AQ検査を受け、初めて自分が自閉症スペクトラム症だと知りました。借金があるため返済のために働かないといけないのですが、気分の落ち込みが強く、思うように体が動かない為出来ていません。現在は、就労移行支援事業所や障害者雇用を検討している段階です。不安になるとギャンブルをしてしまうため、金銭管理は母親がしており、いつも所持金は数百円程度にしています。表情も乏しく、同じ服を何日も着てしまい、部屋の掃除や片付けなどは出来ていません。働かなければと焦る程、コミュニケーションが上手くいかなかったらという不安が強く表れてしまい、うつ症状になっています。

 

社労士による見解

 自閉症スペクトラム障害があり、社会で上手くコミュニケーションが取れずに、就労を続けられなくなり、結果うつ病を発症していました。表情も乏しく、日常生活については家族のサポートを受けなければ行う事が出来ない状態であり、障害年金受給の可能性はあると判断しました。

結果

 障害厚生年金2級に決定しました。
 診断書の労働能力欄については、「労働は可能であり、現在は働いていないが障害者雇用を検討している」と記載されていましたので、3級になると予想していましたが、申立書の中で日常生活状況を具体的に詳しく記載したため、総合的な判断で2級になったと思います。
 認定医が違っていたら、「労働が可能」という理由で3級だったはずです。

受給事例の最新記事

障害年金無料相談受付中 お気軽にご相談ください 0120-891-498

当センターの新着情報・トピックス・最新の受給事例

疾病・症状別の受給事例

  • 精神疾患(うつ病・統合失調症など)についての事例はこちら
  • がんについての事例はこちら
  • 脳疾患・心疾患についての事例はこちら
  • その他(人工透析・人工関節など)についての事例はこちら
障害年金 無料診断キャンペーン
怪我や病気で外出できないあなたへ!無料訪問相談サービス実施中