うつ病で障害基礎年金2級に決定し、年間78万円受給出来たケース 20代女性 豊橋市の事例

ご相談状況

 ホームページを見て連絡を頂き、同居人と一緒に相談に見えられました。

 教育熱心の両親からのストレスから体調を崩し、大学を退学となりました。ADHDの傾向はあるが、それよりも抑うつ状態が酷いと診断され、休養を指示されました。しかし、母親が強く拒否し、通院は継続することになりましたが、抑うつ薬や睡眠導入剤は処方されませんでした。抑うつ状態は改善せず、無気力、食欲低下、寝たきりで起き上がれない状態が続きました。死に方を考えて自殺の方法を紹介するサイトなどを探し、本格的に自殺について考えるようになりました。しかし、もし死ねなかった時は、親に叱責されることが恐ろしく、実行に移すことは出来ませんでした。親の意向で通院が打ち切られ、その後はしばらく寝たきりの状態が続きました。洗濯物の取り込みや簡単な家事を家族から言われていましたが、それすら出来ない状態でした。

 その後ネットを通じて友人が増え、遊びに誘ってもらえるようになると、自己肯定感が回復し、週に1度、30分程度の散歩に出られるようになり、週20時間のアルバイトが出来るまでになりました。最初は問題なく働けていましたが、急に体調を崩すことが多くなり、数が月で退職しました。引っ越しと同時に同性の友人とルームシェアすることになり、在宅で出来る仕事を始めましたが、体力が続かなくなり断念しました。この頃から不眠が顕著になり、連続して眠れない日が続きました。日中はぼんやりと寝たり起きたりで一切何も出来ず、夜から明け方にかけては、自殺衝動と気分に激しい落ち込みに耐えながら過ごしていました。精神にと体にも限界を感じたため、同居人に心療内科に電話してもらい受診することになり、嗣明導入剤を処方されて不眠は改善しました。月に10時間程度のアルバイトを始めましたが、祖父に癌が見つかり帰省や連休取得、職場への事情説明などで体調が悪化、翌月に祖父が亡くなり、その後コロナウイルスの影響で休業、自宅待機となり、やることがないまま無力感に苛まれ、気分の落ち込みが激しくなりました。

 現在は、薬を飲めば眠れるといった状況で、4~5時間程度で覚醒してしまったり、逆に12時間以上起き上がれなかったりと睡眠状態は極めて悪く、眠りも浅いです。一度意気上がってもだるさから動けなくなることも多く、虚無感を抱きながら日中を過ごしています。同居人に食事の用意をしてもらっていますが、冷蔵庫を開けて確認だけして、取り出して食べるという事が出来ません。薬も同居人に言われないと飲み忘れる事があります。通院も以前は電車で行っていましたが、現在はタクシーを使わないと行けなくなりました。一人で出来る事はほとんどなく、家事や身の回りの事はすべて同居人に任せている状態です。

社労士による見解

 一人で相談に来ることは難しく、同居人様と一緒に見えられ、現在の生活状況を聞き取りました。うつ症状が酷くなると、食事も摂れなくなり、何も出来ず横になって一日過ごしている状況でした。
 受任後に連絡を何度も取りましたが、電話やLINEにも反応がなく、同居人様から連絡を貰うような状況でした。
 初診日証明については、当初は本人に任せていましたが、体調が悪くなりなかなか取得出来ないという事で代わりに問い合わせる事にしました。最終受診日から5年を少し過ぎており、クリニックではカルテが廃棄されてありませんという事でした。しかし、レセコンに記録が残っていて、日付と傷病名だけは分かるという事でそこの部分だけ記載して頂けました。

結果

 障害基礎年金2級に決定しました。

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