統合失調症で障害厚生年金3級に決定し、年間62万円受給出来たケース 20代男性 豊橋市の事例

ご相談内容

 ホームページをご覧になり、お父様が面談に見えられました。

 仕事でミスをして施設設備を破損させ、叱責を受けました。その後、先輩達に嫌味や陰口を言われている思うようになり、仕事に行きづらくなりました。また失敗したらどうしようと、不安とプレッシャーに耐えながら何とか仕事に行っていました。ストレスから、朝起きれない日や腹痛で休む日が度々ありました。気分の落ち込みも続き、食欲不振となり、体重が10キロ以上減りました。その後、食事も徐々に摂れるようになりましたが、令和4年頃から夜中に目が覚めて眠れない日が増え、家族との接触を避けるようになりました。仕事でのミスも増えてきて、周りからもして指摘されるような状態となり、病院を受診することにしました。

 統合失調症と診断されました。医師の勧めもあり、9月まで休職し薬物療法を受けていました。意欲の減退、感情表現が乏しくなる、記憶力の低下、誰かに悪口を言われている、見られている気がする、不安感や気分の落ち込み等が見られていました。

 経済的に余裕がなかった為、復職しました。家族には、通院していると言っていましたが、実際には勝手に通院を中断していました。思考障害・幻覚症状があり、家族との会話を避けるようになりました。休日はほとんど寝て過ごすようになり、金銭の管理も出来なくなりました。何もしたくなくなり、仕事も休む日が増え、再度病院を受診する事にしました。

 月に1回通院し、服薬治療を受けながら仕事を続けていましたが、再度家族に言わずに通院を中断しました。何とか仕事には行っていましたが、ストレスによる腹痛、下痢、血便、睡眠障害、思考障害が強くなり、会話がまともに出来なくなりました。完全に引き籠るようになり、会社にも行けなくなりました。家族と顔を合わせないように、昼夜逆転の生活になりました。1日1食で、入浴は週に1回シャワーを浴びる程度です。家族との衝突も増え、暴力的になるかと思えば、泣き出してしまう事もありました。自分の居場所がないとの思い込みが激しくなり、生きている意味がないと言い出していました。思考が混乱していて、他者の話をまともに聞き入れない状態でした。周りの音に異常なほど過敏になっていました。

 月に1回通院し、薬物療法を受けています。一人での通院は難しい為、母親が付き添って行っています。仕事は3月で退職となりました。4月からは父親が社会保険に加入した方がいいという事で、父親が経営している会社へ入社の手続きをしましたが、実際にはほとんど仕事は出来ていない状態です。大きな声を聞くと、自分に対して言っていると感じてしまい、不安定になっています。家では自室に引き籠り、家族とは顔を合わせないようにしています。食事は夜中に一人で食べています。何もする気力はなく、ただ無為に1日が過ぎていく感じです。友人などとの交流もなく、顔つきも変わり、表情も乏しくなっています。仕事は全く行けなくなり、退職となりました。日常生活は両親の支えがないと成り立たない状態です。

社労士による見解

 ご本人様とは面談できませんでしたが、ご両親と話をした内容では、統合失調症の症状の悪化で休職となりその後退職、日常生活においても家族の支えがないと成り立たなくなっており、障害年金受給の可能性はあると判断しました。

結果

障害厚生年金3級に決定しました。
認定基準やガイドラインからすれば障害厚生年金2級に該当しており、今後は審査請求等を行っていく予定です。

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