脳動静脈奇形で障害厚生年金2級に決定し、年間176万円受給出来たケース 30代男性 豊川市の事例

ご相談状況

 ポスティングのチラシを見て連絡を頂きました。15年前に仕事中に頭痛と吐き気が酷くなり、倒れてしまい、その時の精密検査で右頭頂部脳動静脈奇形の疑いがあると診断されました。脳血管手術(カテーテル)や放射線治療を受け、退院後は服薬治療をを受け、8ヶ月後には就労も普通に出来るようになり、通院することはなくなりました。
 その後、平成30年1月頃から、左手の痺れや体の動かしにくさ、脱力感を感じる様になりました。MRI検査などで、脳動静脈奇形と脳内に水のような物が溜まっていると判明しました。医師からは何らかの障害が残るかもしれませんと告げられましたが、すぐに手術を受けました。手術後は、左手足が動かせず自力で起き上がることも出来ませんでした。転院し、リハビリを行い、左下肢については、杖と装具を使えば短い距離ならゆっくりと歩ける程度に回復しました。しかし、左上肢については、回復があまり見られず、親指が中に入って固まってしまう状態になり、親指を開く補装具を装着するようになりました。
 現在も、週に2,3回通院しリハビリ治療を継続していますが、状態はほとんど変わらず、左手については、指が少し動く程度で、物を掴んだりすることは全く出来ません。左下肢については、補装具を装着していますが、ちょっとした段差で転倒しそうになることがあります。

社労士による見解

 障害者手帳申請時の診断書から、関節可動域や筋力、日常生活動作などを確認すると、障害年金2級相当であると判断出来ました。

結果

 障害厚生年金2級に決定しました。
 初診日のカルテは残っていませんでしたが、転院時の紹介状が見つかり初診日が特定出来ました。

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